名城公園へのお出かけ前

名城公園の鳥たち、分類と種類

名城公園には、一年を通じて様々な鳥が飛来します。メジロやムクドリなど一年中見かける鳥もあれば、オナガガモ、モズのように冬季に見る鳥やオオルリなどの夏鳥など様々見かけます。ここでは名城公園で見かける鳥を紹介します。

※ 以下の記述の参考文献並びに引用は、図説日本鳥名由来辞典(編集者:菅原浩・柿澤亮三)並びに世界鳥類事典(監修:クリストファー・M・ペリンズ、日本語版監修:山岸哲)によります。

鳥の分類

鳥は飛んでいるわけですから、必ずしも一ヶ所に留まっているわけではありませんよね。鳥の生活ぶりからこんな分け方も出来るそうです。

◆ 留鳥: 一年中、同じ地域に留まって生活する鳥を「留鳥」といいます。
◆ 漂鳥: 繁殖する地域と非繁殖期を過ごす地域が比較的近いところで生活する鳥を「漂鳥」といいます。
◆ 夏鳥: 春から夏にかけてその地域に現れて、その期間だけを過ごす鳥のことです。
◆ 冬鳥: 冬期だけにその地域に現れる鳥を指します。
◆ 旅鳥: 春や秋の渡りの途中に両方とも、もしくはいずれか一方のシーズンに現れますが、繁殖も、越冬もしない鳥を「旅鳥」と呼びます。
◆ 飼鳥: 籠などで観賞用やペットとして飼われる鳥のことを「飼鳥」呼んでいます。

鳥の種類

この次は、鳥の種類ですよ。普段何気なく見る鳥もいろいろな鳥がいますよ。鳥のイメージ

一年中見かける鳥(留鳥)


◆ カイツブリ:  カイツブリ科の小型の水鳥。夏羽は頭と背が黒褐色、頬・喉・首は赤栗色です。鳥なのに水の中の達人でもあり、水に数十秒間潜りこんで思わぬところからひょっこり姿を表すこともありました。しきりに潜水して小魚を捕らえます。巣は、水草を支柱にして、水面に草の葉茎で浮巣といわれる巣をつくります。

◆ カルガモ:  夏には子ガモを連れて泳ぐ姿も見られます。かつて東京・大手町を闊歩して有名になった鳥ですよね。
カルガモは、ガンカモ科のマガモ程の大きさの鳥です。頭頂は暗褐色、顔は黄白色で暗褐色の過眼線があります。背は褐色です。日本で見られるカモ類は冬鳥ですが、カルガモは留鳥で日本で繁殖します。名城公園でも、よく探して見て下さいね。

※ 過眼線: 人間でいえば目尻あたりのこと。

◆ カワセミ:  主に水が綺麗で、流れのゆったりした川・小川・沼地などに生息しています。体長は16cm程。カワセミ類の中でも最も北で繁殖します。分布はヨーロッパ、アフリカ北西部、アジア、インドネシアからソロモン諸島で繁殖し、これらの南域で越冬します。水辺の木の枝などに止まり、魚が近寄ってくるとダイビングして捕まえるのが非常に上手です。

◆ カワラヒワ:  アトリ科の鳥。全長13〜16cm。全体に緑褐色で、翼に美しい黄色斑があって飛ぶ時には目立ちます。嘴は肉色で太く短いものです。各地の村落に住み、穀物や草の実などを食べます。ほとんど留鳥で冬期に群棲し、春先に木のてっぺんで囀るのを見かけます。

◆ キジバト:  ハト目ハト科で、33cm程の鳥。日本全国で繁殖する留鳥で、市街地、農耕地、森林で生息します。都会の街路樹などでよく繁殖しているのを見かけます。

◆ シジュウカラ:  シジュウカラ科のスズメ程の大きさの鳥です。頭・喉が黒く、顔が白い。背は、黄緑色で、腰は灰青色、翼と尾は黒く、腹は白。日本の平地や低山の森林に住み、市街地の公園・庭先などにも現れます。

◆ セグロセキレイ:  スズメより小さめの鳥です。名前のとおり頭から背中が黒く、おなかのあたりは白色です。黒と白のコントラストが鮮やかな鳥で、春先に小枝などにとまり美しい声で囀ります。

◆ ヒヨドリ:  ヒヨドリ科の体長27cm程の鳥。頭は灰色で、羽毛の先端が尖っています。頬は栗色、背は暗灰色、喉は灰白色、胸は灰褐色に白色の小斑が散在して、脇は赤褐色、腹は白い。日本全国に生息しており、韓半島や中国東南部にも分布しています。果実や花蜜、昆虫を食べることから、餌台にりんごやみかん、甘い物を置いておくとやってくるそうです。一度試してみてはいかがですか。

◆ ムクドリ:  ムクドリ科の体長24cm程の鳥。頭頂、背、翼、尾は黒褐色で、上尾筒と尾の先は白い。頭に不規則な白色部があります。胸、脇は褐色で腹は白く、嘴と脚は黄橙色です。アジアの東北部に分布し、日本では全国に生息し繁殖します。林や草地で生活し、騒がしい声で鳴き、主に昆虫を補食しますが、果実も食べます。一説によると、椋の実を食べることからムクドリというともいわれます。名城公園では、集団で地面を歩く姿が見られます。

◆ メジロ:  メジロ科の体長は11.5cm程。頭、背は黄色、眼の周囲は白い輪があります。日本とアジア南部に分布し、日本では全国で見かける留鳥です。冬期は林や村落で群れをなして生活します。昆虫を捕食し、ツバキなどの花の蜜を吸います。

※ メジロを多数、籠などに飼うと、周辺の止まり木などに将に目白押しに止まります。目白押しはここら来たのかな?

冬季に見かける鳥(冬鳥)

◆ アオジ:  ホオジロ科の鳥、ホオジロより小型。雄は、頭が暗オリーブ色、背はオリーブ褐色で黒色の斑点があります。雌は雄よりも全体的にくすんだ羽色。本州中部以北で繁殖し、秋に群れをなして南方に移るそうです。

◆ ウグイス:  春先になると有名な鳴き声「ホーホケキョ」ときれいな声でさえずる、あの鳥です。ウグイスは、ヒタキ科ウグイス亜科でスズメ程の大きさの鳥です。羽色は、淡緑褐色(いわゆる、ウグイス色)です。ウグイスは初冬から早春まで平地で生活し、中でも冬期には主に笹藪で生活してチャッチャッという地鳴きをします。これを称して「笹鳴き」といわれます。早春に林の茂みに移り、盛んに囀(さえず)るようになります。4月から8月の繁殖期には山地の森林や笹藪に巣をつくり、卵を産みます。
ところで、梅に鶯などといいますが、ウグイスの平地での活動時期と梅の開花時期が一致していることから、一番季節感のある梅からそういわれているようです。

◆ オナガガモ:  ガンカモ科の鳥でコガモとマガモの中間の大きさ。雄の冬羽は、頭と顔が暗褐色、背と脇は白地に黒の細かい虫食い状の斑、尾は長く尖っています。雌は全体に褐色です。名城公園では、おふけ池などで逆立ちして水底の餌を食べたりします。

◆ ショウビタキ:  雌雄とも羽に白い紋が目立ちます。ヒッ・ヒッ・ヒッと鳴いては、時々尻尾を上下させては鳴いたりします。 →こんなの見つけました

◆ ツグミ:  ヒタキ科ツグミ亜科のムクドリ程の大きさです。頭と背は黒褐色、顔に黄白色食の眉斑があります。翼は、黒褐色、羽は赤褐色。喉と上胸は黄白色で黒褐色の小斑があり、下胸、脇は白に黒褐色の大斑があります。日本では、ツグミとハチジョウツグミの二亜種が見られます。
ツグミは冬鳥で、よく見ることができます。10月頃に渡米するそうです。行動は、地面を素早く歩き、時々胸を反らせて立ち止まり、キョロキョロとあたりを眺めたりします。

※ 今は禁猟とされているようですが、かつてツグミの渡りの時期に霞網で大量に捕獲されて焼く鳥に出された時期がありました。

◆ ハクセキレイ:  セキレイ科で、体長は21cm程。頭頂、背、尾は黒色、翼は黒色で雨覆と外側風切が白色、顔は白色で黒い過船眼線があります。腹面は白く、胸に大きな黒い斑があります。分布ですが、ユーラシア大陸に多く生息し、日本では九州以北で繁殖して冬に南へ移ります。

◆ マガモ:  ガンカモ科の体長64cm程の鳥。雄の生殖羽は、頭、頸が光沢のある緑色で、頸に白い首輪があります。背は褐色の地に灰色の細い斑紋が密在します。翼鏡は青紫色で、前後に白い縁があります。胸は栗色、腹は灰白色、嘴は緑黄色で、脚は橙黄色。雌は、黄褐色の地に褐色の縦斑があります。ユーラシア大陸と北アメリカの温帯・寒帯に分布しており、日本では一部繁殖も見られるようですが、主に冬鳥として全国に飛来します。

※ マガモは、アヒルの原種でアヒルと交雑するとナキアヒル(合鴨)を生じます。

◆ モズ:  童謡の「小さい秋」に出てくるから親しみがある鳥です。
モズ科のヒバリとムクドリの中間の大きさの鳥。雄は、頭頂、後頸は栗色、背は灰褐色。翼は黒色で中央に白斑があり、尾は灰褐色。顔は眉斑は白く、大きな黒い過眼線があり、喉と腹は白色、脇は赤褐色です。雌は、過眼線が褐色で、腹は淡褐色で褐色の波状斑が散在します。嘴は先端が尖っており、下方に曲がっています。
シベリア東南部、中国東北部、韓半島、日本で繁殖します。日本では全国に分布し、3月から8月にかけて低山の林などで繁殖します。また、秋冬は低地の林や木がある草地に移り、木の頂きに止まって尾を回すように動かしてはキーイキーイと鋭く鳴きます。昆虫や蛙、ネズミなどを補食し、またこれらを木の枝に刺していわゆる「もずのはやにえ」をつくります。

◆ ユリカモメ:  カモメ科のコガモとオシドリの中間の大きさ。冬羽は、頭、頸、胸、腹、尾は白色。耳羽は褐色、背、翼は淡青灰色で初列風切の縁は黒い。嘴と脚は赤い。ユーラシア大陸に広く分布し、日本には冬鳥として全国の河川、湖沼などに渡来します。

※ 初列風切: 翼の一番先のまとまった部分をいい、翼の真ん中辺りは次列風切、脇に近いところが三列風切といいます。

渡り鳥

◆ オオルリ:  日本三鳴鳥のひとつに数えられています。名前の由来は見てのとおりで、光沢のある青さから「オオルリ」と呼ばれます。
日本や韓国、中国などで繁殖し、インドシナ半島から大スンダ列島、フィリピンなどに渡って越冬します。
オオルリは、夏鳥として4月下旬ごろに渡来するといわれ、南西諸島を除く、北海道から九州までの全国各地で繁殖するそうですが、名城公園でも同時期に見かけます。

◆ キビタキ:  ヒタキ科ヒタキ亜科のスズメ程の大きさです。雄は、頭・背は黒く、背の下方と腰は黄色、尾は黒色、顔は橙黄色、腹は黄色です。雌は地味な褐色。夏鳥で日本で繁殖します。姿美しく囀る声がよいため、愛玩されていたといわれます。

  

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